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久しぶりに
家族との楽しい時間を過ごしたミレラは
方舟に乗って
海辺の森フォルミストへと帰りの飛行
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途中
方舟が海岸線に沿って
飛行していた時のことです
一羽の白い鳥が鼻歌を歌いながら
翼をめいっぱい広げて
ゆったりと飛んでいました
・
♪檸檬色の風が 吹いたら
海辺の友人に会いに行こう
風車がまわる家の庭で
ガーデンパーティー
大きなテーブルを準備して
庭で摘んだ花を飾ろう
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白い鳥の声がかすかに聴こえたミレラは
なぜだか胸がキュッとなるのを感じました
きっと
この光景を忘れることはないでしょう

フォルミストに帰ってくると
レモンの木々がゆらゆらと若葉を揺らし
ミレラのそばを爽やかな香りの風が
吹き抜けていきました

方舟を湖のそばに着地させたミレラは
一息ついてから
自分のためにおやつを作り始めました
これはとても珍しいことで
方舟もびっくりです
ミレラは全く自分好みのお菓子を作って
ゆっくりと自分でいることをしたかったのです
時間をかけて焼き上がったのは
レモンの果汁をたっぷり使った
ふわふわのレモンケーキ
なんと
鳥のカタチをしています
レモンの香りの白いアイシングも作って
丁寧にケーキを飾りました
ケーキはとてもイメージ通りに仕上がって
ミレラは大喜び!

自分を喜ばせることに
大成功したミレラは
やっぱりこれも森のみんなに見てもらったり
食べてもらったりしたくなりました
とは言え
このケーキを仕上げるのは
とても時間が必要で
そんなにたくさんはできません
「みんなに遊びに来てもらって
少しずつ一緒に食べられたらいいかも」
そう ガーデンパーティーです
こっそり覗いていたカラフルな小鳥たちが
森の仲間を誘いに飛び立ちました

しばらくすると
あちこちからみんなが
野花を手土産にやってきてくれました
どこからか悠々とした
ピアノの調べが聴こえてきて
爽やかな香りの風が木々や湖面を揺らします
みんなは暗くなるまで
歌ったり踊ったりしながら
楽しく過ごしました
いつの間にか
あの白い鳥もいるではありませんか
「ここに風車があったらいいな」
みんなの笑顔を見ながら
ミレラはそう思いました

檸檬色の風
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